ポリープと聞くと胃や大腸にできるものをイメージしますが、実は子宮内膜にもポリープができることがあります。
そして子宮内膜ポリープは、不妊の原因になる病気です。
症状がないことも多く、病院で診断されて初めて知り、驚く方もいます。
また、妊活中に診断されると「妊娠できないかもしれない」と不安に思う方もいるでしょう。
そこで今回は、
・子宮内膜ポリープはどのような病気なのか
・症状、検査、治療法について
・子宮内膜ポリープが妊娠に与える影響と治療後の妊娠の可能性
・症状のない子宮内膜ポリープに気づくための対策
について詳しくまとめました。
赤ちゃんがほしいけれど、子宮内膜ポリープで悩んでいるという方の参考になれば幸いです。
子宮内膜ポリープとはどんな病気?原因は?
子宮にできるポリープは、子宮内膜ポリープと子宮頸管ポリープの2種類あります。
文字通り、子宮内膜にできるポリープを子宮内膜ポリープといい、子宮内側の表面にこぶのようなものができます。
大きさはさまざまで、1cmに満たない小さなものもあれば、2cmくらいまで大きくなるものもあります。
そして、ポリープの数も患者さんによって異なり、1度治療しても再発する可能性もあります。
子宮内膜ポリープは、ほとんどの場合良性ですが悪性の場合もあります。
子宮内膜ポリープと診断された509人を対象に調査したところ、約70%が良性でしたが、0.8%ががん病変だったというデータがあります。
高年齢、閉経後、高血圧の合併が、がんやがんの前段階になるリスクを高める可能性があると言われています。
患者さんの多くは、40~50歳代です。
原因は不明で、炎症や女性ホルモンの影響などが考えられていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
子宮内膜ポリープの症状は?
・不正出血
生理ではないときに出血することを、不正出血といいます。
血の色は鮮やかな赤色だけでなく、古い血液の場合は茶色のこともあります。
また、血の量は明らかに気づく程度のものからおりものに少量混じる程度のものまでさまざまです。
・貧血
血液中の赤血球やヘモグロビンが低下して、体が酸素不足になります。
不正出血が多いと、やはりどうしても貧血になりやすくなります。
・過多月経
生理の出血量が多い状態を、過多月経といいます。
レバーのような血の塊が出ることもあります。
子宮内膜ポリープでは、上記の症状があらわれると言われています。
しかし、症状がない場合も珍しくありません。
なかなか妊娠しないので受診したら、子宮内膜ポリープが見つかったということもあります。
子宮内膜ポリープがあると妊娠できない?
冒頭で、子宮内膜ポリープは不妊の原因になるといいましたが、全く妊娠できないわけではありません。
子宮内膜ポリープがあっても、妊娠・出産している人はいます。
しかし、ポリープができる場所や大きさによっては、受精卵の着床を妨げます。
これが、子宮内膜ポリープが不妊になる原因です。
子宮内膜ポリープの検査は?
子宮内膜ポリープの診断、手術で切除するか、良性と悪性の判断をするためには、以下のような検査が行われます。
・経腟超音波検査(エコー)
超音波の器具(プローブ)を膣から挿入し、子宮内を映像で見てチェックします。
・ソノヒステログラフィー
子宮内に生理食塩水を注入し、経腟超音波検査を行う方法です。
経腟超音波検査よりも精度が高いので、より詳しく検査ができます。
・子宮鏡検査
膣から子宮内に内視鏡を挿入し、子宮内を観察する検査です。
子宮の中の様子を、テレビモニターに映して見ることができます。
手術でポリープを切除するかどうかの判断をするために、ポリープの位置や大きさ、個数を把握します。
・子宮内膜細胞診検査
子宮内膜の細胞を少量採取して、ポリープが良性か悪性か判別する検査です。
子宮内膜ポリープの治療法は?
以下の条件に当てはまる場合、手術にてポリープを切除します。
・何らかの症状がある場合
・なかなか妊娠しない場合
・症状はないが、ポリープに悪性の可能性がある場合
それ以外は特に治療をせず、経過観察します。
症状がない閉経前の女性の場合、ポリープが自然に小さくなることがあります。
ただし、ポリープの大きさが1cmをこえるとその可能性は低くなります。
手術は、一般的に子宮鏡下手術が行われています。
子宮鏡下手術は、子宮鏡検査と同じように内視鏡を挿入して行う手術です。
検査用の内視鏡とは違い、手術用の内視鏡には先端にハサミや電気メスが付いており、切除したあとにポリープを摘まめる機能があります。
お腹を切らないので、体へのダメージが少ないとされています。
他には、内膜掻把術(ないまくそうはじゅつ)という、子宮内膜をこすってポリープを削り取る方法があります。
しかし、手術の正確性において、子宮鏡下手術より劣ります。
子宮鏡下手術は画像を見ながらポリープを切除できるので、ポリープの取り残しや再発、症状のぶり返しを防げます。
以前は全身麻酔を行い入院しての手術でしたが、現在は麻酔をせず日帰りでも行われるようになりました。
ただし、ポリープが大きかったり、たくさんある場合にはできない可能性があります。
詳しくは、検査を受けたうえで医師と相談しましょう。
婦人科疾患に対して多く行われているホルモン治療ですが、子宮内膜ポリープに対しては効果が明かでないため行われていません。
子宮内膜ポリープの切除後、妊娠できる?
子宮内膜ポリープと診断されても、切除したら妊娠できるのかは気になるポイントです。
結論からいうと、ポリープを切除後に妊娠率が高くなるというデータが多くあります。
215人の不妊症患者を対象にした調査では、子宮鏡下手術にてポリープを切除した人と切除しない人を無作為に分け、術後の妊娠率を検討すると、オッズ比2.1で切除した人の妊娠率が高くなりました。
これは、切除した人の妊娠率が、切除しない人より2.1倍高かったということです。
不妊の原因が子宮内膜ポリープのみの場合、ポリープのサイズや個数に関わらず、切除後の妊娠率が高まります。
特に、卵管角(卵管が子宮に接している部分で、子宮の上側に2か所ある)にできたポリープの場合、他の部位にできた場合よりも切除後の妊娠率が優位に高まるというデータがあります。
子宮内膜ポリープがあっても、切除すれば妊娠の可能性が高くなることが分かりました。
症状がない子宮内膜ポリープは、どうやって見つける?
子宮内膜ポリープは場合によって症状がなく、気づくのが遅れることもあります。
特に症状がないからといって安心し、自己流の妊活を繰り返しても妊娠せず、時間ばかり過ぎてしまうのはもったいないことです。
何かしら症状があったら病院を受診するのはもちろんですが、何もなくても自分自身の体を知る機会をもつことをおすすめします。
それにぴったりなのが、子宮頸がん検診です。
子宮頸がん検診は、20歳以上を対象に2年に1回受けるよう自治体が勧めています。
公費で費用を負担しているため、実際に支払う金額は安く済みます。
検診を受ければ、子宮頸がんだけでなく子宮内膜ポリープをはじめ他の婦人科疾患も見つかるきっかけになります。
いつか妊娠したいと思っているけれど具体的に行動していない方や、自己流の妊活をしている方は、ぜひ1度子宮頸がん検診を受けましょう。
【まとめ】
子宮内膜ポリープは不妊の原因になりますが、切除すれば妊娠の可能性が高くなる病気です。
手術は内視鏡で行うことができ、さらには麻酔なしでも可能な場合があるため、以前に比べて体へのダメージが少なく済むようになってきました。
子宮内膜ポリープと診断されたあとは不安になるかもしれませんが、妊娠に向けて前向きに治療していきましょう。
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