12人に1人が乳がんになる時代 自分のおっぱい、ちゃんと見てますか?

  • 不妊治療・婦人科

乳がんになる女性が年々増加しています。

医療の進歩でがんは不治の病ではなくなったとはいえ、今も多くの人が不安を感じる病気ということに変わりありません。


とくに、ここ数年は有名人の乳がん公表や死亡のニュースによって、「誰にでも起こりうる病気」として認知されるようになりました。


今回のテーマは、乳がんという病気とその治療について。

早期発見のためのセルフチェックや、乳がん検診についても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。

乳がん発症のピークは40代!

最新の統計によると、乳がんは女性のがん罹患率第1位、死亡率は第5位となっており、日本人女性の12人に1人が乳がんになるといわれています。

乳がんの好発年齢は40~60代で、閉経前後の女性に多い病気です。

とくに40代後半が発症のピークとなっており、がんを部位別にみると、40代女性でもっとも多いのは乳がんとなっています。


しかし、20代、30代の方も油断は禁物です。ピークは40代ですが、実際に乳がんが増え始めるのは30代から。自宅でのセルフチェックや、定期的ながん検診を受けることが乳がん対策の基本といえます。

 

乳がんってどんな病気?原因と症状

まずは、乳房がどのような構造になっているか簡単に説明します。

乳房は、乳腺と脂肪で構成されています。乳腺は「腺葉」という15〜20個の組織の集まりでできており、さらに腺葉は「乳管」と「小葉」という組織で構成されます。

乳がんの約90%は乳管から発生する「乳管がん」、5〜10%が小葉から発生する「小葉がん」です。


次に、乳がんに特徴的な症状と原因について見ていきましょう。

乳がんの症状

  • 乳房のしこり
  • 乳房のエクボ(がんで皮膚がひきつれて、エクボのような変形が生じる)
  • 乳首の陥没
  • 乳首・乳輪のびらん
  • 乳首からの血性分泌液
  • 乳房周囲のリンパの腫れ
  • 乳房の皮膚の変色(皮膚がオレンジの皮のように変色し、むくみを生じる)

 

◎乳がんの原因

乳がんの発生には、エストロゲンが深く関わっています。

  • 閉経後の肥満・・・閉経後、副腎や性腺で生産されるステロイドホルモン(アンドロステンジオン)は脂肪組織でエストロゲンに変換されます。皮下脂肪の多い女性はエストロゲンの産生が増加するため、乳がんのリスクが高くなります。

  • 初潮の低年齢化、晩婚・少子化、閉経年齢の高齢化・・・食習慣をはじめとする生活環境の変化で、初潮を迎える年齢が早く、閉経は遅いのが現代女性の特徴です。さらに、晩婚による初産年齢の高齢化や少子化で、出産・授乳回数は減少しています。このように、エストロゲン優位の状態が長く続くと、乳がんのリスクを高めることになります。

このほか、喫煙・過度の飲酒・糖尿病も乳がんのリスク要因です。

乳がんの治療にはどんなものがある?

もし乳がんが見つかったら、どのような治療が行われるのでしょうか?

◎乳がんの治療

乳がんの治療には、がんそのものや周囲組織に対する「局所療法」と、がんの転移に対する「全身療法」があります。

  • 局所療法・・・手術、放射線療法
  • 全身療法・・・化学療法、ホルモン療法、抗HER2療法(分子標的治療)


標準的な乳がん治療は、局所療法と全身療法を組み合わせて行います。

治療を進めるにあたり、全身状態・がんの性質・進行度(ステージ)・治療に伴うリスク・年齢・持病・本人の希望などを総合的に判断して治療方針を決定します。


乳がん治療は、手術でがんを取りきることが基本です。ここからは、乳がんの手術療法について見ていきましょう。

◎乳がんの手術

1)乳房温存術(乳房部分切除)

がんを中心に、周りの組織を部分的に切除する方法です。

現在一番多く行われている方法で、約6割は乳房温存術となっています。


ほかの手術に比べて負担が少なく、審美性やQOLを保つというメリットがある一方で、乳房を残すことによる再発のリスクがあります。

そのため、がんのサイズが3cm以下で、がんの広がりが少なく、ほかの臓器に転移がないなどの適応条件があります。

手術後は、再発予防のために放射線療法を行うのが一般的です。

 

2)乳房切除術

がんの範囲が広い、がんが一箇所にとどまらず複数存在するなど、部分切除が難しい場合に行われる方法です。

状況に応じて、手術後に放射線治療や乳房再建術を行うことがあります。

 

3)乳房再建術

患者本人のお腹や背中から採取した皮膚・筋肉・脂肪、もしくはシリコンを利用して、失った乳房のふくらみを再現する方法です。

乳房再建は、審美的なコンプレックスを解消するだけでなく、左右のアンバランスさによる肩こりや腰痛を軽減できるというメリットがあります。


さらに、乳房温存術・乳房切除術は「リンパ節郭清を行うかどうか」という点が、手術後の合併症やQOLに大きく影響します。

 

リンパ節郭清とは?

リンパ節郭清とは、手術によってリンパ節を切除し、取り出すことです。

早期に見つかれば高い確率で完治する乳がんですが、進行すると血液やリンパ液の流れに乗って全身に転移します。ここが乳がんの怖いところです。


乳房に近い腋窩(わきの下)にはいくつかのリンパ節があり、このリンパ節の中で、乳がんを経由したリンパ液が一番はじめに到達するところを「センチネルリンパ節」といいます。

この場所へ転移がなければリンパ節郭清の必要はありませんが、万が一、がんがセンチネルリンパ節に転移していた場合は腋窩リンパ節郭清が必要です。

リンパ節郭清では、リンパ節だけでなく周囲の神経・筋肉なども損傷を受けるため、腕のむくみ・しびれ・運動障害(腕が上がらない、回せないなど)といった合併症を引き起こします。

このような合併症は著しくQOLを低下させます。そのため、事前にセンチネルリンパ節への転移を調べることで、不要なリンパ節郭清を防いでいます。

 

その他の治療

1)放射線療法

局所的に放射線を当てることで、がん細胞の増殖を阻止し、がんを小さくする効果があります。

 

2)全身療法(化学療法、ホルモン療法、抗HER2療法)

乳がんは、早期に治療すれば5年生存率が9割を超える一方で、小さながん細胞が全身に散らばりやすい(転移しやすい)のが特徴です。

がんの縮小・再発予防・延命を目的に行われる全身療法は、とても重要度の高い治療法です。

乳がん検診を受けよう!まずは自宅でセルフチェック

乳がんは、体の外から触って発見できる病気です。さらに、早期に適切な治療を行えば、治る確率も非常に高いのが特徴です。

早期発見のために、定期的なセルフチェック&乳がん検診を受けましょう。

セルフチェックの方法

①鏡を見ながら、前かがみになったり胸をそらしたりして、左右の形の違い・ひきつれ・くぼみがないかチェックします。

②次に、しこりの有無をチェックします。

胸をはり、反対側の手の指3〜4本をそろえて胸に当てます。指の腹で「の」の字を書くように、乳房の外側から内側にかけて(乳首に向かって)うずまき状に指を動かしながら、丁寧に触ります。

③最後に、乳首をつまみます。軽くしぼるようにして、乳首から血性の分泌液がないかチェックします。


乳がんのセルフチェックは、生理終了後1週間以内の、乳房のハリがない時期に行うのが最適です。月に1回、セルフチェックの日を決めて行うと良いでしょう。

 

乳がん検診

乳がん検診では、次のような検査が行われます。

  • 視診、触診
  • マンモグラフィ
  • 超音波検査

乳腺専用のX線検査であるマンモグラフィは、プレートで乳房をはさんで圧迫し、うすく引き伸ばして撮影します。羞恥心や痛みを伴うため、抵抗を感じる女性も多いのですが、触診では見つけにくい小さなしこりを写し出せる非常に重要な検査です。


しかし、乳腺が発達している若い女性や、もともと乳腺の密度が高い体質の方は、しこりがあってもマンモグラフィでは正確に写らないことがあります。そのような場合は、超音波検査が適しています。

 

乳房にしこりが見つかったら

乳がん検診でしこりが見つかったら、良性か悪性かを鑑別するために、乳房の細胞や組織を採取し顕微鏡で調べる必要があります。

悪性(がん)と診断された場合は、正確な位置や個数、ほかの臓器への転移の有無を確認するため、さらに精密な画像検査を行います。

 

乳がんは早期発見がカギ

厚生労働省は、40歳以上を対象に2年に1回の乳がん検診を推奨していますが、乳がんが増え始めるのは30代からです。そのため、20代・30代のうちから乳房のセルフチェックを定期的に行うのが理想です。


乳がんは、90〜95%が食事・運動などの環境要因、5〜10%が遺伝の影響を受けます。

食事や運動で肥満を予防し、過度の飲酒や喫煙は避ける、若いうちから定期的な乳房のセルフチェックを習慣にするなど、今できることから取り組みましょう。

セルフチェックで少しでも異常を感じたら、すぐに婦人科を受診してください。

【まとめ】

生涯で、12人に1人の確率で乳がんになる可能性があると考えると、「不安で居ても立っても居られない」という方がいるかもしれません。

しかし、乳がんは自分でも発見できる数少ないがんです。しかも、早期発見・早期治療を行えば、非常に高い確率で治癒します。


40歳になったら、必ず2年に1回の乳がん検診を受けましょう。

また、20代のうちから乳房のセルフチェックを行っておくことで、自身の乳房の状態を把握し、異常に早く気づくことができます。

セルフチェックは自宅で簡単にできますので、毎月1回定期的に行うことをおすすめします。

☆このサイトの主催者について☆
赤ちゃんを授からないかもしれない。 そんな不安を抱えていませんか?
↓   ↓   ↓
漢方薬剤師 堀江昭佳


☆悩んだらまず4ヶ月飲んでみて下さい^^☆
「血」を大切にする理論に基づいた薬膳茶。
たくさんの喜びの声が届いてるとっておきのブレンドティー。女性のバランスを整えるためにおすすめ!

↓   ↓   ↓
縁結び出雲 女性のための薬膳茶


☆代表堀江が「ぼくが自分のために開発した!笑」と言い切る、快調サプリの決定版!☆
不足分の食物繊維が一気に補えて、100種類の野菜フルーツの酵素と1000億個の善玉菌、オリゴ糖が入っています。そして保存料、人工甘味料、着色料無添加!
↓  ↓  ↓
快調サプリ調爽源


☆一緒にやりましょう^ ^☆
↓    ↓    ↓
堀江昭佳Twitter

堀江薬局Instagram

<出典・参照元>

乳がんとは?知っておきたいがん検診 -(日本医師会)

最新がん統計(国立がん研究センター がん情報サービス)

病気がみえる vol.9 婦人科・乳腺外科 第4版(メディックメディア)

乳がん(国立がん研究センター がん情報サービス)

がんの冊子 144.乳がん 受診から診断、治療、経過観察への流れ(国立がん研究センター がん情報サービス)