不妊・流産・赤ちゃんの突然死や病気を招くタバコのリスク

  • 不妊治療・婦人科

妊活中の方、妊娠中の方に知っておいてもらいたいのが、タバコによる赤ちゃんへの影響です。なんとなく、タバコはお腹の赤ちゃんに悪い影響を与えるものと知っている方も多いでしょう。でも実は、妊娠中に悪影響を及ぼすだけでなく、妊活や、出産後、大きくなってからも子どもの人生に大きな影響を与える可能性があります。

この記事では、

  • 妊活への影響
  • 胎児やお母さんへの影響
  • 赤ちゃんへの影響
  • 受動喫煙の影響

について、ひとつずつ詳しくお話ししてきたいと思います。

妊活への影響は?

妊活中の方に知っておいてもらいたいのが、タバコによって妊娠の確率が下がることです。

タバコには、ニコチンや一酸化炭素などの有害物質が含まれており、不妊の原因の1つとされています。たった1本のタバコで、ドラム缶500本分の空気を汚染するほど有害性が高く、からだのさまざまな器官に悪影響を及ぼします。

タバコは、卵子を育て排卵する卵巣にダメージを与えます。卵巣へのダメージは、ホルモンバランスの乱れや卵胞(卵子の元)の成長をさまたげます。そして、卵胞の老化が進むと、排卵がうまくいかなかったり、受精する能力のない卵子になってしまいます。

健康な卵胞の減少は、閉経を早めてしまうため、妊娠そのものが不可能な状態になることもあります。

また、男性にも悪影響を及ぼします。精子の数が減少したり、精子の動きが悪くなるため、受精する能力の高い、元気な精子が減ります。喫煙はED(勃起障害)の原因にもなるため、夫婦生活が営めなくなることにも繋がります。

タバコによって、妊娠への道は狭く遠くなってしまいます。さらに、妊娠できたとしても、今度は赤ちゃんやお母さんの健康にも影響が出たり、命に関わる危険性が高くなります。

 

胎児やお母さんへの影響は?

妊娠中には、予期せぬ異常や合併症が出る可能性があります。
特に下記の合併症は、タバコによってその確率が上がります。

◼︎異所性妊娠(子宮外妊娠)

受精卵が、子宮の内膜以外のところに着床した状態です。卵管での異所性妊娠が最も多く、妊娠に気付かないまま放置すると、卵管破裂を引き起こし命を落とす可能性があります。異所性妊娠になると、妊娠の継続ができないため、残念ながらその赤ちゃんは諦めなければなりません。

◼︎前置胎盤

子宮内に作られる胎盤の位置が悪く、子宮口(出産時に赤ちゃんが通る子宮の出口)をふさいでいる状態です。出産が近くなると、子宮口が開くため、胎盤が剥がれ大出血を起こします。母子ともに命の危険が出るため、帝王切開が必須になります。

◼︎常位胎盤早期剥離

胎盤は、出産後に役目を終えて自然に剥がれるのが正常な状態ですが、妊娠中に突然剥がれる場合があります。常位胎盤早期剥離は、母子ともに死亡率が高く、お母さんの死亡率は5〜10%、赤ちゃんの死亡率は30〜50%との報告があります。

◼︎自然流産

妊娠22週未満に妊娠が終わることで、妊娠の15%前後が流産になります。

◼︎早期破水

本来、破水は出産がある程度進んだ状態で起こりますが、妊娠中に突然破水する場合があります。破水すると、赤ちゃんやお母さんのからだが感染を起こしやすい状態になるため、妊娠の継続がかなり難しくなります。

 

これらの産科合併症は赤ちゃんに大きなダメージを与える可能性が高く、赤ちゃんやお母さんの命を奪うことにもなります。

上記の合併症のほか、タバコに含まれるニコチンは、お腹の赤ちゃんへ酸素や栄養を送る血管を狭くすることが知られています。これは、赤ちゃんが首を絞められているのと同じ状態です。

無事に妊娠が継続できても、赤ちゃんの成長をさまたげ、口唇・口蓋裂(唇や口内の上側、歯茎が中央で割れた状態)や斜視、そけいヘルニアなどの胎児奇形や病気、出生体重の減少などの影響が出る可能性があります。

お母さんの喫煙によって、赤ちゃんの出生時の体重は約200g 減少し、ヘビースモーカーでは約450g減少すると言われています。

そして、妊娠中にタバコによって受けた害は、出産後も赤ちゃんを苦しめることになります。

赤ちゃんへの影響は?

無事に出産できた後も、タバコは赤ちゃんのからだにさまざまな影響を及ぼします。

◼︎新生児死亡、乳幼児突然死症候群(SIDS)

妊娠中の喫煙や、出生後も子どもがタバコの煙を吸う環境にいることで、睡眠時無呼吸を起こす頻度が高くなり、新生児(生後4週間未満)死亡や乳幼児突然死症候群の確率が上がります。

◼︎発育をさまたげる

幼児期や思春期前の時期に、身長の伸びが0.7~2.0cm程減少すると報告されています。

◼︎生活習慣病になる確率が上昇

妊娠中の喫煙によって起こる低栄養状態は、出生後の肥満、高血糖、高脂血症、高血圧などのリスクを上昇させます。特に、肥満になる確率は、子どもが10才になった時点で約3倍高くなることがわかっています。そのため、将来、生活習慣病になる可能性が高くなります。

◼︎ガンや脳出血のリスクが高くなる

白血病や悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍などのガンや脳出血など、命に関わる病気の発症率が高くなることがわかっています。

◼︎不妊になる確率が上昇

生まれた子どもが女の子だった場合、将来その子が不妊になる可能性が高くなることが報告されています。

◼︎精神面にも影響

からだの病気や障害だけでなく、タバコは赤ちゃんの脳を傷つけるため、知能指数の低下や、注意欠陥多動障害(ADHD)の発症率が2〜3倍に増加します。

タバコによって、これだけのリスクを赤ちゃんに背負わせることになります。

 

受動喫煙も危険!家族で禁煙を

これらの影響は、お母さんの喫煙はもちろん、誰かが吸ったタバコの煙をお母さんが吸い込んだ時(受動喫煙)も同じです。そのため、お母さんだけが禁煙するのではなく、家族全員で禁煙することが大切です。

受動喫煙は、妊娠中のお母さん本人の喫煙に比べ体内に流入する有害物質の量は少ないものの、一酸化炭素で⅓程度、ニコチンで⅓〜⅕程度は体内に流入します。それによって受動喫煙でも、お腹の中で赤ちゃんの発育が遅れたり、低体重になる割合が20〜90%増加することがわかっています。

また、赤ちゃんが生まれてからも、タバコの煙が子どもに届く環境は危険です。タバコは、吸っている本人よりも、その煙を吸い込んだ周りの人のほうが影響が大きく、発がん物質は、数倍から50倍以上にもなります。

そのため、子どもの場合は成人後の発ガン率が上昇するほか、肺の成長が阻害され、喘息や気管支炎、中耳炎などのリスクが上昇します。

また、乳幼児突然死症候群のリスクが上昇したり、病気入院が増える、身長の伸びが悪くなる、虫歯になりやすいなどのリスクも上がり、いいことが1つもない状態です。

【まとめ】

タバコの恐ろしいところは、不妊・不育のリスクを上げるだけでなく、赤ちゃんの命を奪う原因になることです。さらに、出生後も子どもの健康状態を悪くし、発達面にも影響を及ぼします。子ども自身は生きづらさを感じ、その家族も育てにくさを感じることでしょう。

たばこは百害あって一利なしです。赤ちゃんのために、家族の未来のためにも、家族で禁煙に取り組みましょう。

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<出典・参照元>

日本小児科医会 タバコから子どもを守ろう

日本妊娠高血圧学会

日本産科婦人科学会 飲酒、喫煙と先天異常

母子健康協会 特集 「子どもたちをタバコから守るために」 胎児の成長への影響

母子健康協会 特集 「子どもたちをタバコから守るために」 妊娠中の受動喫煙の害

くまもと禁煙推進フォーラム