まずはタイミング法!でも具体的にどうすればいいいの?

  • 不妊治療・婦人科

自然に妊娠するのを待っていたけれど、なかなか妊娠しないベビ待ちの方が、まず勧められるのが「タイミング法」です。名前のとおり、夫婦生活の日を、排卵のタイミングに合わせることで妊娠の確率を上げるという方法です。でも、具体的なタイミングの取り方をご存知でしょうか?

この記事では、

  • タイミング法とは
  • 排卵日の知り方
  • ベストなタイミング
  • 妊娠の確率をあげる方法

について、ひとつずつ、詳しくお話ししてきたいと思います。

タイミング法ってなに?

タイミング法は、妊娠しやすいと言われている、排卵日の2日前から排卵日までに夫婦生活を営む方法です。


妊娠するには排卵しておよそ1日以内の卵子と、新鮮な精子が出会う必要があります。精子の寿命はおよそ3日程度ですので、排卵日あたりを狙って夫婦生活を営むのが、一番妊娠の確率が高くなります。

ですが、確率が高いとは言え、卵子と精子が出会うタイミングを合わせても、確実に妊娠するわけではありません。精子と卵子が出会うタイミング以外にも、妊娠に影響する因子は多くあります。


卵子と精子がそれぞれ卵管までたどり着けるかや、卵子と精子の質や相性、受精後に細胞分裂が正常に行われるか、子宮内膜に着床できるかなど、多数の難関をくぐり抜けて、やっと妊娠に結びつきます。

タイミングが合って、これらの難関をクリアして、妊娠にたどり着く確率は、おそらく予想より少ないことでしょう。20代前半の健康な夫婦でもその確率は30%。30歳で20%、35歳で10%になります。

タイミングを合わせれば、100%に近い確率で妊娠するというものではないので、焦らないことが大切です。気合いを入れてタイミングを合わせたのに…と気を落とさないでくださいね。

排卵日はどうやって知る?

タイミング法で大切なのが、排卵日がいつかを知ることです。生理周期は人によって違いますし、ストレスや疲れなどで排卵日がずれることはよくあります。

それでは排卵日を知るにはどうすればいいでしょうか?方法を3つご紹介します。

1.基礎体温で予測する

基礎体温は、なにもしていない寝起きの状態のときの体温のことで、排卵のある女性は生理周期ごとに、高温期と低温期の2相性に分かれます。この基礎体温を毎朝測ってグラフにすることで、次回の排卵日や生理日を予測することができます。


基礎体温測定は、婦人体温計と基礎体温表があればすぐに始められます。スマートフォンやパソコンのアプリと連携できる婦人体温計にすれば、基礎体温表の記録の手間がなくなるのでおすすめです。

アプリの機能によっては、自動的に次回の排卵日や生理日を自動計算してくれるものもあり、妊娠の確率が高い時期を教えてくれる機能が付いているものもあります。


基礎体温の測定は、他の排卵日を知る方法にも関係してくるので、妊活を始める方は基礎体温を測る習慣をつけることが大切になります。

朝起きられない方は、ご主人が「(奥様を)起こす係」、ご自身は「測る係」と分担するのがおすすめです。

 

2.エコーで予測する

エコーでの予測は、婦人科に行く必要がありますが、確実性の高い方法です。排卵予定日の数日前に経腟超音波検査(内診台に上がって行うエコー)で排卵日を予測します。


卵巣の中にある、卵子が入っている卵胞という袋の大きさを測定することで、排卵時期の予測ができます。卵胞の直径が20mmくらいになると排卵が起こるので、現在の大きさから排卵がいつ起こるかがわかります。

 

3.尿中の黄体化ホルモンを測定する

黄体化ホルモンは、排卵の30〜40時間前に急増するホルモンです。そのため、検査薬で陽性が出れば、まもなく排卵が起きることが予想できます。


婦人科で検査してもらうことも可能ですが、排卵日予測検査薬という市販薬もあり、自宅での検査が可能になっています。ドラッグストアやインターネットで購入できるため、簡単に検査ができます。

ベストなタイミングの取り方は?

排卵予定日を基礎体温で予想する場合、以前は低温期の最終日にガクッと体温が下がる日(最低体温日)が排卵日と考えられていました。

ですが、医療の発展とともに、必ずしもそうではなく、一番排卵の確率が高いのが最低体温日の翌日ということがわかっています。


ですが、排卵日と基礎体温の関係も個人差があり、最低体温日がない(ガクッと体温が落ちることなく、高温期に入る)人もいますので、基礎体温で正確に排卵日を予測することは実は簡単ではありません。

ピンポイントで排卵日を狙うのではなく、やはり排卵予定日の数日前から夫婦の営みを数回持つのがおすすめです。


より予測の精度をあげたい場合や、生理周期が安定せず予測が難しい場合には、基礎体温測定にプラスして排卵日予測検査薬を使う方法がおすすめです。

基礎体温表を見て、次回の生理日を予測し、その17日前から1日に1〜2回排卵日予測検査薬で陽性が出るまで検査します。陽性が出れば、排卵が約40時間以内に起こるサインなので、その日に夫婦生活をがんばりましょう。


より正確な排卵日を知りたい場合は、産婦人科に相談し、経腟超音波検査で予測してもらいましょう。必要であれば、ホルモンの検査や子宮や卵巣の状態もチェックしてもらえます。

もし妊活を始めてから1回も産婦人科を受診したことがない方や、婦人科検診を婦人科で受けたことがない方は、この機会に一度、検診を受けましょう。

妊活を妨げる状態や病気がないかをチェックしてもらうことができます。

妊娠の確率をあげるには?

排卵日を狙うことも大切ですが、生活習慣の見直しも、妊娠の確率を上げるのに大切なことです。男性側も注意するべきポイントあるので、ぜひご夫婦で見直していきましょう。

■禁煙

タバコは、女性ではホルモンバランスに影響し、弱った卵子が増えてしまいます。男性では元気のない精子が増えることがわかっています。

また、異所性妊娠(子宮外妊娠)の確率が約2倍になりますので、妊娠の喜びから一転、命の危険が伴う状態になるケースもあります。

妊娠を希望している女性が喫煙者でなくても、パートナーや同居している家族などが喫煙する場合、受動喫煙になるため、家族での禁煙が必要になります。

 

■カフェインは控える

カフェインは摂りすぎに注意しましょう。お茶やココア、コーラなどに含まれているほか、コーヒーは他の飲料の2倍のカフェインが含まれているため注意が必要です。

海外では、妊娠を予定している女性のカフェイン摂取量を、1日200~300mg(コーヒーをマグカップ2杯)までにするよう求めている国があります。

コーヒーを何杯も飲む習慣がある人は、飲む量を減らしましょう。

 

■禁酒

アルコールの飲み過ぎは、男性の精子の形成や射精の障害となる可能性があります。

飲み会などもほどほどにするようにしましょう。

 

■十分な睡眠をとる

からだを休め、ホルモンバランスを整えるためにも、睡眠は大切です。過度の疲労や精神的ストレスは、女性では排卵障害や着床障害を、男性では精子の数や運動率の低下を起こすことがわかっています。

ご夫婦で、10分でも早く寝ることを意識するようにしましょう。

 

【まとめ】

タイミング法は女性だけでなく、パートナーである男性の協力も不可欠です。でも、妊娠するための準備や行為となってしまうのは避けたいところです。

ご夫婦が仲良く、お互いを尊重できる関係の上に妊活が成り立ちます。2人でデートに行ったり、旅行に行って恋人時代に戻ってみるのもおすすめです。

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<出典・参照元>

日本生殖医学会

株式会社アラクス

日本産科婦人科学会 HUMAN+

ロート製薬

くまもと禁煙推進フォーラム

バイエル薬品

厚生労働省

 日本生殖医学会