妊活で話題の鍼灸治療、その効果と上手な活用法とは

  • 不妊治療・婦人科

東洋医学の一つとして知られる「鍼灸治療」は、妊活に効果があると話題になることも少なくありません。

日本鍼灸師会によると、とくに月経不順からくる不妊症などに効果が高いとされています。

しかし、クリニックでの不妊治療と異なり「鍼灸治療」の正しい情報を得る機会は少ないため、効果や副作用の有無に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、不妊治療目的で鍼灸を試してみようと考えている人に知っておいて欲しい、以下のことについてお伝えしていきます。

 

・鍼灸治療の妊活への効果や副作用の有無

・妊活中に鍼灸治療を行なう際の注意点

・鍼灸治療とともに自宅でできる効果的な体質改善方法

 

前向きに新しい妊活を行なうのはとても望ましいことなのですが、正しい知識があってこそのものです。

鍼灸治療以外にも、自宅でできる体質改善方法についても紹介していきますので、自分が無理なく取り組める方法を選んでくださいね。

 

鍼灸治療の妊活への効果や副作用について

鍼灸治療にあたっては、「妊活に効果があるのか」「鍼を打つことに危険はないのか」という疑問を持たれている人は少なくありません。

まずは、鍼灸効果の妊活への効果や副作用から見ていきましょう。

副作用はないのか

鍼灸治療には国家資格が必要です。

厚生労働大臣もしくは文部科学大臣の指定した養成施設で3年以上学んだのちに国家試験を受けられます。

ハリを使用する鍼灸治療において「衛生面」はもっとも気をつける点なので、充分な知識を持った鍼灸師が、消毒などにも細心の注意を払って施術にあたります。

また、施術前には常備薬や持病の確認も行われ、問題がないとされた場合に限って施術を行うので、大きな副作用はありません。

 

鍼灸は不妊症の改善に効果的なのか

WHO(世界保健機関)では、婦人科疾患・小児科疾患・神経系疾患・運動器系疾患・眼科系疾患、など多くの疾患を、鍼灸の「適応疾患」としています。

しかしながら、「鍼灸治療で不妊症が改善できる」という明確な根拠については、今のところ確立されていません。

その一方で、鍼灸治療では以下のような研究結果が出ています。

 ・鍼灸治療で月経周期の乱れの改善や妊娠に至ったケースが多く確認されている

 ・月経痛の改善に至っては、臨床実験49症例中42例が治療効果あり

 ・片頭痛やストレスによる頭痛の改善が認められた

 

不妊治療や月経不順に対する研究でも、次のような有効な治療効果が出ています。

 ・鍼灸治療以前は、ほとんど高温期がなかった女性が半年で高温期と低温期がキレイに分かれたケース

 ・妊娠を希望する月経不順の女性が同じく半年で理想的な基礎体温表となり妊娠したケース


鍼灸治療と不妊症改善の因果関係は不明なものの、血行不良や体の痛み・ストレス軽減などに効果が期待でき、結果として不妊治療効果を得られた女性が多くいると考えられます。

鍼灸治療に痛みはあるのか?妊活のための鍼灸治療の流れと特徴

鍼灸治療をはじめて受ける人は「痛みはないのか」「どんなことをするのか」と不安に思う人も少なくありません。

そこで、鍼灸治療に訪れた際の一般的な流れと施術の特徴について説明していきます。

不妊症改善のための鍼灸治療の流れ

カウンセリング

風邪や怪我で病院を訪れた時と同様に、鍼灸治療でもカウンセリング(問診)が行われます。

鍼灸師は、このカウンセリングで効果的なツボを判断して施術をしてくれます。

体温が低い、月経不順や異常がある、子どもを授かりたい、といった妊活に関する悩みや希望をお話すると良いでしょう。

鍼治療

鍼治療に使うハリは、先端が丸みをおびており0.14~0.18ミリほどのごく細いものです。

ハリを体にさす時は人の手でさすのではなく、筒状の管の中に入れて上から素早く叩くようにします。

痛点に必要以上の刺激を与えないように、道具やさし方に工夫がされているため大きな痛みは感じません。

灸治療

お灸も鍼と同様に、熱く感じない工夫があるので、安心して受けられます。

皮膚の上に紙をしく、お灸と皮膚の間にニンニクやショウガや味噌をはさみ熱を感じさせない、という少し変わった方法がとられることも。

火傷のあとが残ることもまずないので、必要以上に怖がる心配はありませんよ。

妊活中、鍼灸治療を行なう時に注意すること

妊活中に鍼灸治療を行なう場合、いくつか注意して欲しいことがあります。

不妊治療にとり組むうえでも精神的な面でも大切なことですから、ひとつずつ見ていきましょう。

1.リラックスして通える鍼灸治療院を選ぶ

妊活のために鍼灸治療を受ける際は、通っていてストレスがかかるような、あるいは不安を感じるような治療院は選ばないようにしましょう。

鍼灸を行なっている治療院は数えきれないほどあり、鍼灸師の考え方や方針もそれぞれです。

例えば「不妊症に鍼治療は効かない」と考える鍼灸師の先生に通いたい人はいませんよね。

確かに、お伝えしてきた通り、鍼灸治療が不妊症に効果があるといった根拠は、今のところ必ずしも証明されているわけではありません。

しかし、そもそも治療を行なう先生が「不妊症に効果がない」と思いながら施術を行っているのであれば、効果があるものも出なくなります。

マイナス思考な話を聞くことや、ストレスを感じることは妊活に悪影響です。

不妊症に理解のある治療院は沢山あります。

効果的な漢方薬を処方してくれる薬店が併設されている治療院や、不妊相談を行なってくれる治療院を選ぶのが最適です。

2.担当医に確認する

不妊治療でクリニックや婦人科にかかっている人は、かかりつけの医師に「鍼灸治療をしても問題ないか」確認してください。

婦人科の病気を治療している場合、使用している薬や治療法によっては、鍼灸治療を避けた方がよい場合もあります。

また血圧が高すぎる、低すぎるといった人も、医師から鍼灸治療を止められるケースがあるので、必ず担当医に確認をとりましょう。

3.クリニックでの治療と併用する

妊活のために治療しなくてはならない病気がある人や、タイミング法や人工受精などの不妊治療にかかっている人はクリニックでの治療もしっかり継続したほうが良いでしょう。

不妊治療がなかなかうまくいかないと、他の方法を試したくなる気持ちはとてもよくわかります。

しかし鍼灸治療は、肩こり改善、血行促進、リラックスできる、といったさまざまな効果から、妊娠しやすい体をつくるものです。

クリニックで妊娠しにくいと診断されている人は、鍼灸治療とあわせて適切な不妊治療を行ってください。

4.鍼灸だけに頼りすぎない

肩こりや頭痛、血行不良にストレスといった鍼灸治療で改善できる症状を持つ人に気を付けて欲しいのは、鍼灸治療に頼りすぎないということです。

「鍼灸に通えば大丈夫」という考えから日常生活で無理をし、疲れやストレスがどんどん溜まるような環境にいるのはよくありません。

ストレスや疲れがすぐ溜まる環境にあれば、ホルモンバランスが乱れて排卵が止まる、生理周期が不規則になる、など妊娠から遠ざかってしまいます。

一時的に体が凄く楽になる、鍼灸治療が体に合っている、という人こそ普段の生活習慣を見直すことも大切です。

よい健康状態で鍼灸治療や妊活に励めば、より一層効果があがります。

 

鍼灸以外にやれることも、自宅で出来る体質改善

最後に、妊活中の人が鍼灸治療とあわせて取りくみたい体質改善方法について紹介していきます。

手軽にできる方法から、妊娠しやすい体を目指しましょう。

妊活によい食生活

妊活には、バランスよく栄養をとることが大切です。

基本的なことなのですが、即効性を感じられないため、妊活の中で後回しにされることもあるようです。

毎日栄養バランスを考えた食事を3食とるのは難しいので、補えない栄養素はサプリでとることもお勧めです。

とくに鉄分や葉酸は、妊活中にも妊娠期にも不足しがちな大切な栄養素です。

葉酸には赤ちゃんの先天性障害を防ぐ効果もあるので、積極的に摂るよう心がけてください。

睡眠の質を高める

仕事や日々の家事に追われ平日の睡眠時間があまりとれない、という女性は少なくありません。

ただ長く眠ればよい訳ではなく「質の高い睡眠をとること」が大切です。

意外と知らない「よい眠りのポイント」は以下のとおりです。

 1.睡眠1時間前からスマホやパソコンは見ない

 2.カフェインやアルコールをとりすぎない

 3.入浴は眠る2時間前に済ませる

 4.就寝前の運動は控える

「寝る前に晩酌をするとよく眠れる」という人は多いのですが、深酒は眠りが浅くなり結果的に疲れが取れません。

4つのポイントを意識するだけで、疲れが取れて妊活のためのパワーもわいてきますよ。

ストレスの軽減

ストレスと不妊症はとても深い関係にあり、強いストレスを感じると妊娠の確率が下がることがわかっています。

妊活中の女性は、仕事や人間関係といった悩みに加え、

 ・妊娠しないことへの焦り

 ・周りからかけられるプレッシャー

 ・友人の妊娠を素直に喜べなかったことへの後悔

といった、人には相談しにくいストレスを感じることも少なくありません。

そこでお勧めしたいのが、レディースクリニックや婦人科で行なわれるカウンセリングや、妊活に悩む女性のためのセミナー、インターネットの掲示板で悩みを共有すること、です。

友人や家族に相談しにくい悩みを、専門家や同じ悩みを持つ女性同士共有すれば、前向きな気持ちで妊活に取り組めるようになります。

妊活にはバランスが大切!東洋医学をとり入れて妊娠しやすい体を目指そう

妊活によい方法というのはひとつではありません。

クリニックでの不妊治療はもちろんですが、鍼灸治療・漢方薬といった東洋医学や生活習慣の改善は、妊活にとてもよい影響を与えてくれます。


大切なのはひとつの方法にこだわらず、自分ができること・したいことをバランスよくとり入れることです。

ただし、無理をしてまですべての方法を行なうこともありません。

「自分に合わないな」と思えば潔くやめる・方法や先生を変えることをお勧めします。

鍼灸治療や漢方薬の処方を希望する際は、信頼できる先生にかかってください。

ストレスを溜めずに、自分にあった方法で妊娠しやすい体づくりを目指しましょうね。

 

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<出典・参照元>

鍼灸の適応症 公益社団法人日本鍼灸師会

国民の皆様へ免許制度についてよくあるご質問 公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会

鍼灸って何に効くの? 厚生労働省臨床研修指定病院 公立岩瀬病院

鍼治療 厚生労働省総合医療情報発信サイト

頭痛に対する鍼灸治療の効果と現状全日本鍼灸学会雑誌

女性と鍼灸子宮の神経性調節と体性感覚刺激

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鍼灸外来について 北里大学東洋医学総合研究所 漢方鍼灸治療センター

葉酸摂取による胎児異常発生予防 日本産婦人科医会