女性ホルモンの働きについて徹底解説!~排卵を引き起こすLHサージ~

  • 不妊治療・婦人科

女性ホルモンの働きによって、女性の体と心は特別なリズムを作り出しています。 月経の周期によって、イライラしたり便秘になったりする時もあれば、お肌の調子も良く、心もスッキリしている時もあります。 このような体と心の変化は、多くの女性が実感していることではないでしょうか?


この記事では、月経の周期を作り出し、また妊娠、出産にも大きく関わりを持つ、女性ホルモンについてお話していきます。

 

体と心のリズムを作っている女性ホルモン~その働き

 女性ホルモンとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)という2つのホルモンを合わせた呼び方です。それぞれのホルモンの分泌量は、通常、月経の周期に合わせて変化していきます。


まずは、それぞれのホルモンの働きについて説明していきます。

○エストロゲン(卵胞ホルモン)

・丸みをおびた女性らしい体を作ります。

・はりやツヤのある肌を保ったり、骨粗鬆症になりにくい体を作ったりします。

・子宮の内膜を厚くして、卵子が子宮内膜に着床しやすい環境を作ります。

・体温を下げる働きがあります。

・月経の終わりごろから、排卵にかけて多く分泌されます。

 

○プロゲステロン(黄体ホルモン)

・むくみやすくなったり、食欲が増えたり、眠くなることもあります。 

・受精卵が子宮の内膜に着床するのを手助けします。

・妊娠した後は、妊娠を継続させる大切な役割を果たします。

・体温を上げる働きがあります。

・排卵した後から、次の月経が始まる頃まで多く分泌されます。


この働きが全く違う2つのホルモンが、どのように私たちの体と心にリズムを作っているのか、月経の周期に合わせて説明していきます。

 

月経のサイクルを知ろう

まずは月経の周期(サイクル)について説明します。


月経は25〜38日周期が正常です。月経の始まった日が月経の1日目となり、次の月経が始める前日までを1サイクルとして計算します。通常の場合、25~38日に一度のサイクルで月経がくれば問題はありません。


そして、月経周期はエストロゲンとプロゲステロンの分泌量のバランスによって、次の3つに分けられます。

 

卵胞期

月経が終わった後、エストロゲンが多く分泌される時期のことをいいます。

エストロゲンがプロゲステロンよりも多いので、心や体が安定しやすい時期です。

 

排卵期

卵巣から卵子が排出される時期のことをいいます。

エストロゲンの分泌量がピークになります。人によっては排卵するときの痛み(排卵痛)を感じたり、少量の出血がおこったりする場合もあります。

 

黄体期

排卵が終わった後から、月経が始まるまでの時期のことをいいます。

プロゲステロンが多く分泌される時期なので、人によっては精神的に不安定になったり、腹痛、むくみ、頭痛などの不快な症状が出たりすることもあります。この不快な症状が、日常生活に影響を及ぼすことをPMS(月経前症候群)といいます。

 

エストロゲンとプロゲステロンが、私たちの体と心に大きな影響を与えています。この女性ホルモンのバランスが崩れてしまうと、体と心が不調になったり、月経サイクルが不規則になったり、妊娠しにくくなる場合があります。


では、この大切な女性ホルモンの分泌量はどのように調整されているのでしょうか。

次に、女性ホルモンを調節するホルモンについてお話していきます。

 

女性ホルモンを調整するホルモンとは

ホルモンの仕組みは複雑なので、5つの過程に分けて説明していきます。

 

  1. 脳の視床下部(ししょうかぶ)という部分から「女性ホルモンを分泌しなさい」という命令が出されます。

 

  1. 視床下部から指令が出ると、脳の下垂体(かすいたい)という部分から、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)という2つのホルモンが分泌されます。

 

  1. 脳の下垂体から出た卵胞刺激ホルモン(FSH)が卵巣まで届くと、卵巣の中で卵胞(卵子の元)が作られます。そして、この卵胞からエストロゲンがたくさん分泌されます。

 

  1. 卵胞がしっかり育つと、今度は脳の下垂体から黄体形成ホルモン(LH)が一気に分泌され、卵胞から排卵がおこります。これをLHサージといいます。

 

  1. 排卵した後の卵胞は黄体に変化して、エストロゲンとプロゲステロンを分泌します。黄体はプロゲステロンを多く分泌するので、排卵した後はプロゲステロンが多い黄体期になります。

妊娠しなかった場合、黄体は14日程度で消えていくので、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が減って月経がおこります。

 

排卵のために大切なLHサージとは

黄体形成ホルモン(LH)が一気に分泌されるLHサージがおこることで、卵胞から排卵がおこります。つまり、LHサージが無ければ、卵胞が育っていたとしても排卵することができません。排卵にとってLHサージはとても大切な、ホルモンの大放出だといえます。


LHサージは排卵の24~36時間前におこります。このLHの分泌量を知ることで、排卵の時期をある程度予測することができるのです。

そして、排卵した卵子の寿命は24 時間程度なので、妊娠する可能性の高いのは、LH サージがおこった後の2 日間程度だと考えることができます。

このLHの分泌量の変化を調べて排卵を予測する方法は、不妊治療にも利用されています。LHサージ以外にも、ホルモンによる体の変化を調べて、排卵時期を予測することができます。

次に排卵時期を予測するための検査について詳しく説明していきます。

 

排卵時期を予測する検査 

○基礎体温測定 

基礎体温とは普段測る体温とは違います。ホルモンの影響で、わずかに変化する体温を測ることで排卵のタイミングを知る方法です。

 

基礎体温は目が覚めてすぐ、体を動かす前に基礎体温用の体温計を舌の下に入れて測ります。脇の下で測る体温より舌の下で測る体温の方が、体の温度を正確に測ることができるからです。

ホルモンバランスが整っていると、体温の低い時期(低温相)と、体温が高い時期(高温相)の2つに分かれます。

 

▲低温相

月経が始まってから排卵が起こるまでの約2週間の時期です。エストロゲンの働きで体温は低くなります。

 

▲高温相

排卵してから月経が始まるまでの約2週間の時期です。プロゲステロンの働きで体温が高くなります。

 

そして、低温相から高温相に移るときに排卵が起こっていると考えます。基礎体温は毎日、ほぼ同じ時間に起きてすぐに測る必要があるので、生活リズムが一定ではない場合は正確に測定することが難しくなります。基礎体温だけでは排卵を正確に予測するのは難しいですが、他の検査を行うタイミングを計算するのに役に立ちます。 

 

○頸管粘液検査 

頸管(けいかん)粘液とは、子宮の入り口である子宮頸部(しきゅうけいぶ)から分泌されたオリモノの一部のことです。ホルモンの状態で大きく変化していきます。

頸管粘液を調べることで、月経のサイクルや排卵の時期を予測する方法です。しかし、基礎体温と同じで、頸管粘液検査だけでは排卵日を正確に予測することは難しいです。

     

超音波検査 

膣の中にプローブという棒状の器械を入れて、体内に超音波を当てることで子宮や卵巣の状態を確認することができます。卵胞が育っているか、いつ排卵するか、子宮内膜の厚さなどを調べるためにとても効果的な検査です。 

 

尿中LH測定 

LH(黄体形成ホルモン)がたくさん出るLHサージがおこると、尿の中にもLHがたくさん出てきます。その尿の中のLHの量を測ることで排卵を予測する方法です。

LHの量を測定し、排卵時期を診断するキットが排卵チェック薬として市販されています。そのため、病院に行かなくても自宅で簡単に排卵時期を予測することができます。チェック薬で陽性反応が出てから24〜48時間後に排卵が起こります。 

まとめ

今回は女性ホルモンの働きや、女性ホルモンが分泌される仕組みについて、また、女性ホルモンが体や心に与える影響について詳しく説明しました。

ホルモンの変化によって私たちの体と心は、一定のサイクルで変化しています。

月経サイクルでおこる体や心の変化を知ることで、妊娠しやすい時期を知ることができます。それだけでなく、月経前の不快な症状がおこる時期を予測することで、不快な症状を減らすことができるように対策を取ることもできるのです。

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<出典・参照元>

排卵の予測-日本産婦人科医会

ライフサイクルと心身の健康-J-stage

ストレスと月経不順 東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部