パリの女性も冷えていた!〜2018年パリのフィトテラピー(植物療法)

  • コラム

産婦人科医の依子先生とともに、
今年も行ってきました、フランスはパリ。

パリに行った目的は、フィトテラピー(植物療法)の勉強会。

パリの中心、パレ・ロワイヤルの裏手にある薬草薬局、
『Herboristerie du Palais Royal(エルボリストリ・ドゥ・パレ・ロワイヤル)』を訪れました。

かつてはフランスにもたくさんあったという
薬草薬局(エルボリストリ)

近代医学が発達するとともに、
その数は減っていきました。

昔から続くエルボリストリは現在、
フランス全土に15軒ほどしかないそうです。

しかし、このエルボリストリ。
最近は代替医療の一環で注目を集め、
たくさんのひとが相談に訪れるように!

このエルボリストリ・ドゥ・パレ・ロワイヤルは、
中でもダントツの知名度を誇る人気店。

このお店に、
パリの大学で植物療法の資格を取得された日本の薬剤師、
ウメヤカオリさんがいらっしゃいます。

右端がウメヤカオリさん。

ウメヤさんはフランス人男性と結婚され、
フランスに長くお住まいの方。
薬草薬局でパリジャンの相談に
フランス語で答えるなんて……すごい!

 

うめやさんから、
「植物療法とは?」というところから教わります。
漢方との違いが面白い。

西洋の植物療法は、現代医学の元になったものの一つ。
よって、漢方のように体質的な見立てをするわけではありません。

植物一つ一つの効能や効果を研究していき、
病気の治療に役立てるのです。


剤形も様々です。

↑お茶のように飲む「ティザンヌ」(ハーブティーのように使ったり、煎じたりする)

↑植物をアルコール浸出させたチンキ剤「タンチュルメール」

↑パウダー状のもの。

↑アンプルになったもの。

 

日本と違い、剤形の種類が多くあります。


植物療法で行うデトックス法についてもウメヤさんに伺います。
婦人科領域での植物療法について、実際の話を交えてお話してくれました。

理論だけでない、実際の相談現場での話。
それは頭でっかちではなく、
断然面白いリアルの話。

婦人科の話で大盛り上がり!

東洋と異なり、西洋では「冷え症」という考えがありません。
実際、暑がりなひとが多いそうです。
男性だけでなく、女性もそう。

ただ、ウメヤさん曰く、
「『冷え』という認識がないだけで、フランスの女性も冷えています」とのこと。

「冷え」と言ってもフランス人には理解してもらえないので、
「微小循環が悪い」という表現をするそう。

日本では逆に、
「何のことですか?」と聞かれてしまうかもしれません。

ウメヤさんは婦人科の相談を多く受けるそうで、
その解決策として、肝臓や胃腸のデトックス、子宮・卵巣系の血流をよくする方法をとることが多いとのこと。

婦人科の悩みの解決法は、
基本的に世界共通なのかもしれません。

コルシカ島の天然物に限りなく近い「ヴェルヴェーヌ」


お湯を注ぐと、鮮やかな色に驚かされます。


フランスでもよく飲まれる「ヴェルヴェーヌ」 これは格別!
鮮烈な味わいです。