生理痛はないのが普通です。〜妊娠力の教科書(1)〜

  • コラム

あなたが赤ちゃんをほしいと思ったら。

そして、なかなか授からない時には、必ず最初に気にかけてほしいことがあります。

それは、「生理の状態」です。

ぼくは長年、子宝相談をしてきて、状況を判断する際に一番大切にしていることのひとつが生理の状態です。

生理の状態チェック

理想的な生理の状態で大切なのは以下のポイントです。

  • 1)痛みがない
  • 2)経血の色が明るい
  • 3)経血がサラサラで塊がない

他に量や期間などもありますが、まずこの3つの点に注目して下さい。

あなたの生理はどうですか?

痛みがあったり、色がどす黒かったり、あるいは500円玉くらいの塊がゴロゴロ出ていたりするひともいるでしょう。なかなか他人と比べる機会もなければ、話題にすることもないので、いわゆる「標準」とされる状態をしらないひとがほとんどです。

だからもしも、いま初めて生理や経血の状態を気にしたとしても大丈夫。

知ったいまから、さぁ、どうするか?

と、行動を起こすことこそが重要です。

生理痛をなくそう

生理痛をなくしましょう。

全くなくならなくても、今よりも「軽くなる」ということを大切にして下さい。

生理痛はあってあたりまえだと考えているひとが少なくありませんが、大きな大間違いです。生理痛がないのが正常なだけでなく、女性にとっての健康のバロメーターにも他なりません。

どの程度からが生理痛か質問されることもよくありますが、

重たい感じがする。

違和感がする。

という程度であれば問題はありません。

ただ、痛み止めを飲む、飲んだほうが楽、ということであれば立派な生理痛です。

生理痛は子宮からのSOS

頭痛がしたり、おなかが痛くなったりしたら、なにか問題があるのではと心配しますよね?

痛みというのは、本来は体が出しているSOSです。

生理痛も同じです。

子宮からのSOSのサインなのです。

生理痛は、冷えや血流の悪さが子宮に影響しているサインです。

これを放置しておくと子宮内膜症、チョコレート嚢腫、子宮筋腫、不妊症、子宮頸がん・・・子宮卵巣系に起きるありとあらゆる病気へと進行しかねません。背景には、血流悪化があります。放置しておくと、婦人科のさまざまな病気や問題を招くことになってしまいます。

生理痛がある場合は応急処置としてすぐに温めましょう。子宮を冷やさないのが先決です。腹巻きは必須、足が冷えると子宮も冷えるのでくつ下、レッグウォーマーも活用しましょう。ただし冷えとりはあくまで応急処置です。温めても根本的には全く解決しません。

血を増やしてください。

血流をよくして温めることで、生理痛は必ず今よりもよくなります。

そして、

生理痛を抱えて不妊治療をがんばらないで。

生理痛があったら妊娠しないというわけではありません。

ただ、妊娠をゴールに例えてマラソンをしているとすると、生理痛を抱えたまま赤ちゃんを望むのは、マラソンコースに数々の障害物があるだけでなく、スタートのずっと手前からスタートするハンデを背負っているようなものです。

ゴールにたどり着きにくくても当然なのです。

だからこそ、なるべく多くの方にこのことを知ってほしい。

まず生理痛を軽くしてほしいのです。

そして、少しでも楽な状態で、より妊娠しやすい状態で赤ちゃんを望んでください。不妊治療をしている方は、並行して体を整えて、生理痛を少しでもかるくしてみてください。

もしもあなたが今、ひどく重い生理痛で吐いたり、寝込んだりという場合は完全に生理痛がなくならなくても構いません。

体を整えることで、生理痛が軽くなった。

それだけでもいいのです。

今よりも変化があることは、着実に妊娠力が高まっているサイン。

そのことに自信を持って下さい。